友人からお金を借りる
お金を借りる方法には身近な人から借りる場合と金融機関から借りる場合とに別れると思いますが、友人からお金を借りるときにはどんな点に注意したら良いのでしょうか。また、手続きとしてはどのような手続きをとるのが必要なのでしょうか。
まず、金融機関以外の身近な人からお金を借りる際に注意しなければならないのが金銭トラブルです。「金の切れ目は縁の切れ目」とはよくいったもので、お金の貸し借りによるトラブルによって人間関係にはかんたんに亀裂が入ってしまうものです。
まずお金を借りたという時点で、その友人関係に亀裂が入る可能性があります。しっかりと返済をしていくことで信用を取り戻せると思うかもしれませんが、一度失った信用というのはそうそうもとには戻りません。またお金がなくなったというときもその人に借りようと思うかもしれませんが、お金を借りた時点でその人は「友人」から「お金を貸してくれる人」というように思われていると思うでしょう。また、もし返済することができなくなったときには今まで築いてきた友人関係があっけなく崩れ去ってしまうことはいうまでもありません。
友人からお金を借りるというのはそれくらいリスクのあることです。人によってはそうしたことに理解があって貸してくれる人もいるかもしれませんが、他のいろいろなことは許せてもお金の貸し借りに関しては厳しい、という人も多いものです。友人からお金を借りるという場合には同じ身近なひとでも親族から借りる場合とは全く違うというふうに理解しておきましょう。
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実質年率:6.3%〜17.8% 融資限度額:1万円〜300万円 |
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実質年率:4.7%〜18.0% 融資限度額:500万円 |
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実質年率:4.6%〜14.6% 融資限度額:10〜500万円 |
お金を借りるときの具体的な手続き
さて実際に借りることになった場合にはどんな手続きをとったらいいのかですが、先に挙げたように人間関係を壊さないためにも、どんな小さな額でも金銭消費貸借契約書を作ることをおすすめします。借用書でも構いません。数百円の場合は必要ないのでは?と思うかもしれません。
しかし、例えばレストランでの食事のとき、ワリ勘にする分の小銭が足りなくて「あとで払うよ」ということはよくあると思います。しかしそのことを忘れてしまったりしたことはありませんか?こうした、ちょっとした細かなお金の貸し借りでも人の信用というのははかられるものです。不信感を持った相手と友人関係を続けていく気にはあまりなれませんよね。不信感なんてちょっとしたことでできてしまうことだと覚えておきましょう。
友人間のお金の貸し借りで書面を残さなかったことによるトラブルというのは結構口コミなどでも多いですね。逆に貸す立場だったとして、書面がなく口約束だけで相手にバックレられてしまっては困りますよね。借りる側としても、書面でしっかりと残っていればそれが自分の戒めにもなりますので、借りる側としても書面で証拠を残すというのはやったほうがいいのです。
「親しき中にも礼儀あり」というわけなので、友人間でも貸し借りの際には借りるお金の額、返済条件、利息の有無、支払いがもし遅れた場合の遅延損害金など、一般的に金銭の貸借に必要な事項についてのとりきめをしっかりしておくことが大切です。取り決めをしておくことで、その後起こりうる金銭トラブルの多くを防ぐことにもつながります。